マネジメントブログ

2018年6月期第3四半期決算を公表しました

さきほど、20186月期第3四半期決算を公表しました。
(その後、業績予想の1株当たり利益情報の誤記を訂正しました。ご迷惑をお掛けしました)

今回の四半期決算には、取り立てて新しい情報はありません。

CBP501の臨床試験は当初の計画に沿って順調に進んでいて、これまでのところ予定外の大きな出費も発生していません。
他の要因にも大きな変化はなく、このまま順調に進めば通期の決算も予定通りとなるはずなので、見通しも修正していません。
キャンバスとしては、引き続き期首の計画に沿って、研究開発と提携獲得活動をしっかり進めていきたいと考えています。

・・・で終わらせてしまうと、最近キャンバスにご興味いただいた方々にはちんぷんかんぷんですね。
キャンバスの決算の「読み方」について、過去にこのブログで何度か書いています。
この機会にご一読(既にお読みの方もご再読)いただけると嬉しいです。

キャンバス決算短信の読み方』(2015年08月13日)
なぜ「売上高」でなく「事業収益」なのか』(2015年11月24日)
決算短信を読む』(2016年8月13日)
2四半期決算を発表しました』(2017年2月13日)
3四半期決算を公表しました』(2017年5月12日)
1四半期決算発表と近況』(2017年11月13日)

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近況としては、Stemline社から、ASCO2018でSL-801(CBS9106)の臨床試験データに関するポスタープレゼンテーションを行うとの発表がありました。
この内容については同社による公表を待ちましょう。
私たちも楽しみに待っているところです。

✽ ✽ ✽

先日、個人投資家のかたから
「CBP501のフェーズ1b試験は4月に3つめのコホートの募集が始まっており、効果が出てもおかしくない用量だと思うが、1ヶ月を経過した状況はどうか」
とお問合せがありました。

一般論ですが、「1ヶ月」は、未だ何かをお話できるほどの時間の経過ではありません。
フェーズ1b試験の最初の患者さんへの投与は昨年の10月で、それから河邊が「好感触」とコメントした2月の決算説明会まで4ヶ月かかっていることを、是非思い出していただきたいと思います。

そんなふうに、ひとつひとつのステップに(勘が狂ってしまうほど)時間がかかってしまうのが医薬品の開発です。
ですが、Stemline社が進めているSL-801の臨床第1相試験の進行、CBP501の順調なフェーズ1b試験の進捗や次世代パイプライン研究の成果などを、一日も早く形にしていかねばなりません。
このふたつの時間感覚の間を、なんとかして埋めていきたいものです。

早いもので、第4四半期もほぼ半分が過ぎました。
期末に向け、引き続き気持ちを引き締めて全力で邁進していきます。