マネジメントブログ

フェーズ1b試験の準備を進めています

9月末に公表した適時開示『資金使途の変更に関するお知らせ』のとおり、当社は第10回新株予約権による資金調達(2015年7月)の時点で計画し公表していたフェーズ2b試験に代え、免疫系抗癌剤との併用による新たな臨床試験計画(フェーズ1b試験)を策定しました。

遅くとも今期中(2017年6月まで)の開始を目標として、準備作業を着々と進めています。

この「フェーズ1b試験」、名称こそこれまでよりも後退するかのように見えますが、実際にはまったく逆で、成果獲得へのスピードを高める目的のものです。

ph1b

この図のように、今回計画しているフェーズ1b試験(新しい組み合わせのため冒頭に短いフェーズ1試験が含まれる場合があります)は、順調に進んだ場合には従来の計画よりもピボタル試験(新薬承認申請のための最終的な検証試験)終了までのスケジュールが短縮されると見込んでいます。

また、今回の新計画における併用は、免疫系抗癌剤に大きくシフトしている大手製薬企業等の戦略との親和性が高いこともポイントです。
フェーズ1b試験で良好な感触や結果が得られた場合には、現下最大の課題であるCBP501提携獲得に向けても大きな効果があると期待しています。

内部の動きが見えづらくご心配をかけがちですが、当社は着実に一歩一歩進んでいます。
これからもこのブログや適時開示で動静をお伝えしていきますので、どうぞご注目ください。

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ところで本日、Yahoo!ファイナンスなどでおなじみの投資情報サービス企業フィスコさんによる当社ショートコメントが掲載されました。
http://news.finance.yahoo.co.jp/detail/20161020-00935009-fisf-stocks
とてもコンパクトに当社の状況を伝えていただけています。ぜひご一読ください。