マネジメントブログ

動物慰霊祭を執り行いました

実験動物慰霊祭を、今年も沼津市内の日緬寺で執り行いました。
キャンバスでは毎年、1年間の実験で使った動物の供養のため慰霊祭を行っています。

読経と役職員全員の焼香のあと、住職から法話をいただきました。

毎年お邪魔しているこちら日緬寺は、1980年頃にいち早く動物の供養を始められたことで知られるお寺です。

今でこそ動物慰霊のほとんどは愛玩動物を取り扱っているそうですが、日緬寺が動物慰霊を始められたのは、近隣に研究所のある大手製薬企業の社長さんが日緬寺を訪ね
「実験動物の供養をしてほしい」
と住職に依頼されたのが契機だったとのこと。
そんな経緯から、毎年慰霊を欠かさない地元企業キャンバスには特別の思い入れをお持ちくださっているそうです。

始めた当時は各方面から
「動物の供養? ヒトの供養が最優先でしょう」
と笑われることもあったそうですが、ご存じのとおり今では動物の供養は当たり前になり、
「むしろ人の供養がおろそかになってお墓参りもしないのに、逆にペットは丁重に葬られお墓の供花も途切れない、不思議な世の中になりました」
としみじみと。

法話の締めには能の演目『善知鳥(うとう)』の話題を引き、殺生なしには生きられない人間の苦悩と供養の大切さ、そして
「キャンバスさんは、新薬や治療法を世に出すことが尊い犠牲となった実験動物への何よりの供養」
と激励のお言葉を頂戴しました。