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決算短信の解説と近況のおしらせ

2016年02月12日 18:40

加登住 眞

本日、平成28年6月期第2四半期決算短信を開示しました。
これに沿って近況をご報告します。
前回第1四半期決算短信の解説ブログ記事『今日公表の四半期決算短信と近況』(2015年11月13日)と併せて読んでいただけると幸いです。

業績の推移については、引き続きおおむね期首の計画どおりです。

期首公表の平成28年6月期業績予想(平成27年6月期決算短信・2015年8月13日公表)にある第2四半期累計期間予想値と比較すると、事業収益は予想どおりである一方、営業損失・経常損失・当期純損失はいずれも約10%程度上回っています。
この増加率だけをご覧いただくとご心配をお掛けしてしまうかもしれませんが、この損失増の要因の多くは基礎研究費用や特許申請関連費用など「研究開発費」の増加であり、当社の長期的な企業価値にいずれ跳ね返ってくることが期待できる積極的な費用です。
全体として、通期(今後6カ月間を加えた1年分)では期首計画からみて許容される誤差の範囲に収まると考えられることから、平成28年6月期業績予想は修正していません。

第2四半期累計期間の事業収益50百万円はすべて、Stemline社からの技術アドバイザリーフィー収益です。
Stemline社によるCBS9106(SL-801)開発は順調に進められており、2015年12月24日公表のとおり、臨床試験開始申請(IND申請)を完了しています(関連適時開示はこちら)。
現在、2016年の早い時期に臨床試験を開始することを目指し、準備作業が進められています。

余談ですが、いつをもって「臨床試験スタート」とするかは、いくつか考え方があります。
最も早いタイミングをいうなら、IND申請後30日間の検討期間が経過したことをもって、当局のルールだけを言うと臨床試験はいつでも開始できますから、これを「臨床試験開始」と呼ぶことができます。
臨床試験を実施する施設との契約や医師への説明を終え、被験者の募集をスタートした時点を「臨床試験開始」と呼ぶこともできるかもしれません。
ただ、これらの時点はいずれも、「臨床試験スタート」と呼ぶには不確実性が伴います。
世界的なスタンダードとしてはFirst Patient In(FPI)を「臨床試験スタート」と呼ぶようになっていますが、細かく言うとこれも定義が曖昧です。
そこでキャンバスでは、最初の症例への投与開始日をもって「臨床試験スタート」と認識することにしています。
今後もこの基準で情報を開示していきます。

さて、当社の主要パイプラインであるCBP501については、次相以降の臨床試験のパートナーとなる提携先を獲得するためのアライアンス活動を引き続き積極的に展開するとともに、新たに得られつつある知見を裏付けCBP501の魅力の説得力を高めるための基礎研究にも精力的に取り組んでいます。
このひとつが、先日開示した東京大学との共同研究契約締結です。

CBP501は、癌細胞へのプラチナ系抗癌剤(シスプラチンなど)の作用を増強することに加え、最近になって癌微小環境への作用も判明しました。
これらの作用によってCBP501は、現時点で大きな余命延長効果の恩恵を得られていない膵臓癌にも薬効が期待できると考えられます。
CBP501は、免疫不全マウスの膵臓癌移植モデルを用いた動物試験(in vivoといいます)において、既にプラチナ系抗癌剤との併用で良好な効果が確認できていますが、今回の東京大学医学部附属病院との共同研究契約締結によって、薬剤の免疫系への効果も含めて検証できる膵臓癌発症モデルマウスを用いた動物試験が可能になりました。
キャンバスでは、CBP501単独や、プラチナ系抗癌剤や免疫系抗癌剤などとの併用による薬効を、これから確認していきます。

なお、適時開示の末尾にも記載しているとおり、この共同研究開始による当期業績への影響はありません。
この共同研究を実施するための費用は、期首に策定した予算の枠内におさまる見込みです。

現在、2月23日開催予定のアナリスト向け決算説明会の準備を進めています。
このブログのご説明を、もう少し詳しくお伝えする予定です。
終了後にはこれまでどおり、できるだけ早く動画配信も実施する予定です。お時間が許しましたらぜひご覧ください。

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