マネジメントブログ

第2四半期決算を発表しました

冷え込む日が続きますね。

キャンバスは今日、2017年6月期第2四半期の決算を発表しました。
決算短信はこちらをご覧ください。

すでに1月4日に公表しているとおり、第2四半期と通期の業績予想は損失減少方向に修正済みなのですが、今日発表の第2四半期業績はその業績予想修正よりもさらに損失が若干縮小しています。

事業収益55百万円はすべてStemline社からの技術アドバイザリーフィー収益で、1月4日の公表どおりです。
Stemline社が実施しているCBS9106(SL-801)臨床第1相試験は米国内5つのサイト(臨床試験実施機関)がオープンし、第5コホート(被験者群)が始まっていると報告されています。

営業損失・経常損失・四半期純損失はいずれも、2016年8月12日に公表した期首予想と比べると30%以上の減少になりました。
この減少の最大の理由は、CBP501フェーズ1b試験について、期首予想で財務上保守的に見込んでいた最速での開始にならなかったことです。
これに伴い、準備費用の発生も抑制されました。
準備自体は(最速ではないものの)順調に進んでおり、現時点では、2017年6月期第3~第4四半期(カレンダーでいうと2017年前半)のうちに臨床試験を開始できる見通しです。

通期業績予想は1月4日の修正開示のまま変更ありません。

ところで、近況のひとつに、提携先Stemline社に対する株主クラスアクション(集団訴訟)がファイルされたとの情報があります。
この件がキャンバスの収益や提携に何らか影響する兆候があれば速やかに開示するところですが、現時点ではそもそも今後の展開も不透明であるうえ、ライセンスした化合物CBS9106(SL-801)に関する話題でもなく、キャンバスに影響が及ぶおそれはきわめて小さいと考えられるため、特段の開示は予定していません。

来週2月21日開催予定のアナリスト・機関投資家向け決算説明会では、基礎研究の進行などその他の近況も交えてお話しする予定です。
動画や質疑応答もいつもどおり配信する予定ですので、ぜひご覧ください。