1981年以来、癌(悪性新生物)は我が国における死因のトップであり続け、高齢化も相まって、増加の一途を辿っています。
世界的にもこの流れは同様です。IARC(国際がん研究機関)がまとめた『世界がん報告書2008』によると、2008年に癌と診断された人は世界で1,240万人と推定されているところ2030年には2,640万人に、癌による死亡数は2008年に760万人と推定されているところ2030年には1,700万人に、それぞれ急増すると予測されています。
キャンバスは、2000年1月の設立以来、「より良い抗癌剤を一日も早く患者さんにお届けすること」を事業目標とし、「フェアであること」「科学的・倫理的・経済的に正しい道を最短の距離・時間で進むこと」を企業理念に掲げて、抗癌剤の開発を進めてきました。
良い抗癌剤とは、患者さんが心地よく余命を伸ばすことのできる抗癌剤であり、すなわち、正常細胞に影響の少ない抗癌剤です。
当社は、その作用メカニズムの有力な候補と考えられる「G2チェックポイント阻害」のメカニズムに着目して創薬事業を進めてまいりました。
おかげさまをもちまして、当社創業の契機となったオリジナルペプチドTAT-S216をもとに最適化して獲得した当社最初の候補化合物パイプラインCBP501は、順調に臨床開発を進めています。
また、このスクリーニング法から探索・最適化を進めてきた後続パイプラインCBS9106も、2009年から前臨床試験に入っています。
さらに、当社が狙う創薬ターゲット「G2チェックポイント阻害」に合致した当社独自の薬剤スクリーニング法は、日本電気株式会社から導入したデータマイニング技術などにより日々進化を遂げております。
当社は今後も、独立した創薬企業として継続的に新規薬剤候補化合物を探索・創出し、製薬バリューチェーンに高い付加価値をもたらすことを目標としてまいります。