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久しぶりに近況のご報告

2020年07月14日 14:59

加登住 眞

前回のASCO抄録の解説以来、2ヶ月ぶりのブログ更新です。
例年、6月末の決算期末前後から8月の決算発表までの間はいわゆる「沈黙期間」ということで、ブログの更新が控えめになります。今回はそれに加えて諸々の対応などで時間を取りづらく、比較的長い間、ブログの更新やツイッターでの発信が途絶えてしまいました。
今回は、その間に起きている近況について、1テーマ1段落で簡単に触れていきます。過去の適時開示などへのリンクも多いので、キャンバスの近況をざっと見ていただく一助となれば幸いです。

まず、臨床開発です。
6月17日に適時開示を実施したとおり、フェーズ1b試験拡大相の膵臓癌で評価可能10例に到達し、現在も引き続き投与とフォローアップが続いています。
MSS直腸大腸癌に関してもこれまでどおり10例に向けて組入れ可能な状態が続いていますが、報道等でご承知のように米国の医療現場における新型コロナウイルス感染症の影響は長引いており、5月14日公表資料の末尾で触れたとおり、いまだ完了目標時期を明確に言える状況にはありません。
膵臓癌・MSS直腸大腸癌のいずれについても、提携候補先との交渉で必要なデータは既にASCOでの発表ができたので、このあと評価可能10例を揃えること自体の意味は以前よりずいぶん薄れています。とはいえ、この臨床試験では奏効の観察をはじめとするさまざまなデータの獲得も目的のひとつであり、1例でも多くのデータが集まるに越したことはありません。米国での臨床試験をサポートしてくれるCROと継続的に緊密な連携をとって進めています。

外部からのお問い合わせの多いCBP501提携獲得活動の見通しに関しては、もうお聞きになるほうも耳にタコができていると思いますが、本当に契約書にサインが揃うまでは何が起きるかわからないので、今どのくらい進捗しているとか見込み時期がどうとかの公表はいたしません。
ただ、内部的には、提携獲得完了に至る社内目標時期やその内容(条件など)を設定してそこからの逆算で現在何をするべきかを検討し、それを実行した結果のフィードバックを吟味し課題を解決して次の行動に向かう、いわゆるPDCAサイクルを常に回しています。
提携の獲得までに長い時間がかかっているのは事実ですが、立ち止まることなく粘り強く実現に向かって動いているのもまた事実です。CBP501と比較可能な他の臨床試験のデータと比較して勝るとも劣らないデータを既に獲得出来ていることも相まって、おそかれ早かれ何らかの提携が獲得できるであろうことに私たちは疑いを抱いていません。

このブログを含めた投資家リレーションについては、半年前のブログで強化を表明しています。6月末からの沈黙期間を使って、過去のインベスターリレーション(適時開示やブログ・ツイッターなど)が投資家の皆さんにどう受け止められてきたかを遡って検証していました。
検証の結果、これらがキャンバスの事業の理解に寄与した面は大きく、企業価値(≒株価)の健全な形成に悪影響を及ぼした形跡はほぼ見られないことがわかりました。
また、5月に始めた「会社紹介プレゼンテーション」の更新(最新の7月版はこちらです)は、外部リサーチレポートと併せて、機関投資家を含む多くの方にご活用いただけていることもわかりました。
この検証結果を踏まえ、今後もこれまでどおりの方針で(少しだけ変化はあるかもしれませんが)投資家リレーションを続けていくという結論に至っています。
今般の新型コロナウイルス関連のドタバタに巻き込まれてしまいウェブサイトのリニューアル作業は遅れる見通しですが、これまでよりもわかりやすく、ブログやツイッターとの連動性も高めたリニューアルにしていく方針を固めたところです。

基礎研究チームは、現在まだ水面下(前臨床試験以前)の段階にあると公表済みの各パイプラインを推し進めるとともに、それらに続くさらに次の新しい候補化合物パイプラインの創出に向けて研究活動を続けています。
その中でメインのものは、河邊が20周年のブログ投稿で触れた、癌免疫領域のプロジェクトです。社内では「Next」と呼ぶようにしています。もう少し何か捻って名付ければいいのでしょうけれど、標的を少しでも連想できるようなコードネームだと情報漏洩リスクがあるので、敢えて陳腐な呼び方にしています。
それくらい情報漏洩を気にしている状況なので、このブログでも滅多なことは書けません。ただ、(河邊も既に書いていますし、)癌免疫の領域で今後20年程度のうちに次のパラダイムシフトを生むかもしれない大きなテーマであろうと考えていることは、どうやら書いても大丈夫そうです。
もちろん、まだ基礎研究の段階なので、これがモノになる確証はありません。たくさんの試行錯誤をこれから積んでいくことになります。
その他にも並行して、基礎研究チームは大小さまざまなテーマに取り組んでいます。これらの中からひとつでも多くがキャンバスの中長期の企業価値向上に寄与するものに育てばと考えています。進捗があれば逐次公表していきます。

最後に、採用について。
製薬企業で研究開発に従事したあと医薬品領域のアナリストとして長年活躍してきた・・・という、これまでキャンバスにいなかったタイプのキャリアを持った人材を採用することができました。7月から既に一緒に働いていて、詳しくは8月の決算説明会でご紹介する予定です。
私たちのような規模の会社では、良くも悪くも、役職員ひとりひとりのスキルや個性が会社の姿に大きく影響します。彼には、その特異なキャリアと能力と独特の個性(これまた、これまでのキャンバスになかったタイプです)で縦横無尽に幅広く活躍してもらえると思っています。既にその片鱗は日々見せてくれています。
キャンバスでは引き続き「癌免疫基礎研究」「管理部門」の募集を続けています。また、「Next」の関係で、製薬企業・創薬ベンチャーでの事業開発経験者の募集も始まりました。我こそはという方からのご連絡を心からお待ちしています。

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